2016年12月13日火曜日

【試乗まとめ】新型ムーヴキャンバスの実燃費が想像以上に優秀【口コミ・感想・評価】

今年2016年9月に発売されたのがダイハツ・ムーブキャンバス。ムーヴコンテの後継車として登場したものの、タントをベースに開発されてるだけあってスライドドア。

もはや明らかにムーヴちゃうやんけと思っちゃいますが、そのニッチなチョイスのおかげで割りとムーヴキャンバスの販売も好調。ムーヴ全体がタントの販売台数を押し退けるほど。キャンバスはまさにその貢献者。

ダイハツ ムーブキャンバス 実燃費 試乗感想
マガジンX1月号
ただムーヴより車重が重くなったことによる実燃費の低下。ムーブキャンバスオーナーの9割以上が女性ということで実燃費といった経済性は無視できません。そこで我らがマガジンXさんがキャンバスの実燃費を計測してくれました。



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高速道路も市街地もカタログ燃費にそこそこ近い

ダイハツ ムーブキャンバスの実燃費はリッター20km/L超え
マガジンX1月号
結論から書くと、ムーブキャンバスの実燃費は高速道路で22.3km/L市街地燃費が21.1km/L

高速道路の走行距離はいつものように150kmで、エアコンがオンの状態。もちろん天候状況などにも実燃費は左右されるものの、きっと他の人がムーブキャンバスで走行してもコレに近い実燃費が出るのではなかろうか。

市街地燃費は走行距離が一周13kmと決して長くはないものの、エアコンON+アイドリングストップONで20km/L以上も出たら上等。

また二週目の実燃費はアイストOFFだと19.5km/Lと低下。改めてアイストの偉大さが分かります。やはり信号が少ない一般道だと軽自動車やハイブリッド車に限らず、どうしても実燃費が伸びにくいらしい。

エアコンOFF+アイストONの状態で走行した三週目に至っては、ムーブキャンバスの実燃費は25.0km/Lまで伸びたらしい。いかに実燃費はエアコンなど環境に左右されやすいかが分かります。実は自動車の燃費を向上させるには、エンジンの改良よりもエアコンを改良した方が早いのかも。

ただ走行状態や路面状況が目立って良かったとのことだから、このあたりがムーヴキャンバスのかなり限界値に近い実燃費であり、実際にはもう少し実燃費が低下する可能性があることを付け加えておきます。

とはいえムーブキャンバスのカタログ燃費は28.6km/Lですから、割りと優秀な部類に入ると言えると思います。きっとノーマルムーヴ(31.0km/L)の実燃費と比較しても、そこまで極端な差は生まれないはず。見た目さえ気に入ったんなら、ノーマルムーヴよりキャンバスの方が買いといえるかも知れません。


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ムーヴキャンバスの試乗感想まとめ


最後はムーブキャンバスの試乗感想について簡単にまとめてみました。ムーブキャンバス購入の参考にしてください。ちなみに「ムーヴキャンバス vs タント」の比較記事も興味がある方は是非どうぞ。

いくら実燃費が良くても、走りが犠牲になってたら意味がありません。実際エンジンスペックだけ見ると、ダイハツのエンジンパワーはスズキやホンダよりやや弱め。特にムーヴキャンバスはターボエンジンがなくNAエンジンのみ。

ただマガジンXさんが試乗した限りでは、特に日常域において走りに不満は少なしとのこと。乗車後はムーヴキャンバスの車重が1トン近くなることも考慮したら、むしろ「予想外にキビキビ走れる」といった感想を持ったらしい。

逆にそこそこ車重があることでムーヴキャンバスの乗り心地は上々。場合によっては乗り心地は「小型車よりも重厚感を感じる」こともあったらしい。路面の凹凸を乗り越える場面では突き上げをいなすのがスムーズ。ムーヴキャンバスはタントベースとはいえ、ムーヴ譲りの軽量高剛性ボディ「Dモノコック」や「Dサスペンション」が奏功してる。

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またエンジン音も軽自動車特有の安っぽさがなく、ムーヴキャンバスの遮音性や静粛性も上々。高速巡航でも快適な走りを体現。ムーブキャンバスではステアリングの取付部にゴム材を採用することでダンパー機能をもたせたり、ボディパネルのスキマを埋めることで静粛性を高めてるのが奏功してると考えられます。

とはいえ、やはりNAエンジン特有のパワー感のなさは否めません。それはムーヴキャンバスが「女性向け」にターゲットを絞ってるゆえ、ダイハツも割り切ってるのかも知れない。でもムーブキャンバスの好調な販売台数を考えたら今後はターボモデルやカスタム系のグレードも投入されるか?

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