2016年10月31日月曜日

【値段】トヨタ・ランドクルーザーの車両価格&装備一覧まとめ【どれを買うのがおすすめ?】

トヨタのランドクルーザーといえば、世界に誇るSUV車(クロスカントリー)。

中東の砂漠でもランドクルーザーが走っている映像などが印象的。それだけ厳しい環境でも走破性や耐久性に優れているからこそ、世界的にも評価が高いクロスカントリー車として日本以外で人気というもの頷けます。

そこで今回はランドクルーザーのおすすめ人気グレードと車両価格を簡単にまとめてみました。

トヨタの公式ホームページを閲覧すれば済むやんって話ですが、意外とグレード別にページが分かれているので価格を一度に確認するのが手間だったりします。是非購入時の参考にしてください。






ランドクルーザー2016年現行モデルは「200系」


まず簡単にランドクルーザーについて情報をおさらい。

まずランドクルーザーが初めて登場したのは1954年。戦後直後あたりとかなり歴史は古いSUV車であり、現時点でおよそ60年以上の歴史があることになります。まさにランドクルーザーは還暦のおじちゃんといったところ。

現行の7代目ランドクルーザーは2007年9月に登場。

フルモデルチェンジの度に型番が変更されて「20系」「40系」「60系」「70系」「80系」「100系」と続き、現行ランドクルーザーは「200系」にあたります。だから現行モデルを話題にするときには「ランドクルーザー200」と表現されることが多いです。




ランドクルーザー200の車体サイズやエンジンスペック


トヨタ現行ランドクルーザー200は昨年2015年にビッグマイナーチェンジ。

エクステリアが一新されて、トヨタの自動ブレーキ「セーフティーセンスP」も標準搭載されました。しかも車体の下を確認できる機能も付いてる。具体的にはフロント部分にカメラを付けて、その映像を車速に応じて数秒遅らせて表示させてる。

実はランドクルーザーは走破性の高さや、走行距離50万km以上を走行しても壊れない耐久性の高さが売りと言われていますが、かなり先進安全装備に優れているSUV車でもあるんですね。

ランドクルーザー200の車体サイズはとにかくデカい。

具体的には4950×1980×1880mm(全長×全幅×全高)。全長は約5メートルで全幅は約2メートル。全高も1.9メートルなど横にも縦にもデカいことが分かります。だからランドクルーザーの車重も2690kgとかなり重たい。トヨタ車で例えるとおよそプリウス2台分の重さ

この超重量級の車重に耐えられるために、ランドクルーザーのエンジンもパワフル。最大出力が234kW(318ps)/5600rpm、最大トルクが460Nm(46.9kgm)/3400pmを発揮するV型8気筒DOHC32バルブエンジンを採用。

「アルミダイキャストブロック、Dual VVT-iを採用することにより低回転から高回転域まで滑らかなトルク配分を実現」するなど、まさに最高水準の動力性能を誇ります。変速機は流行りのCVTではなく6速ATを採用することで、違和感ない走りも体現。

ちなみにランドクルーザー200は「価格が1100万円もするレクサス・LX570」のベースにもなってる。果たしてランドクルーザーの車両価格はどうなっているんでしょうか?いよいよ本題です。


ランドクルーザーのグレード構成は4つ


現行ランドクルーザーのグレード展開を説明しておくと、ざっくり4つのグレードが用意されています。具体的には「ランドクルーザーGX」、「ランドクルーザーAX」、「ランドクルーザーAX G セレクション」、「ランドクルーザーZX」の4つ。

そこでまずエントリーグレードにあたる「ランドクルーザーGX」の価格と主な装備から見ていきたいと思います。先程ランドクルーザーの車体スペックとV型8気筒DOHCエンジンやトランスミッションに関する詳細は記載したので割愛します。




ランドクルーザー・GXの車両価格と装備(2016年モデル)

◆乗車定員:5人乗り
◆燃費:6.9km(JC08モード)
◆車両価格:472.8万円

【エクステリア】
・275/65R17タイヤ+17×8Jスチールホイール

【インテリア】
・ウレタンステアリングホイール
・セカンドシートタンブル機構&スライド機構
・シートはトリコットとなり、ミディアムグレーとフラクセンとの選択

ランドクルーザーGXの主な装備と価格がコチラになりますが、何と言っても一番特徴的なのが「5人乗り」という乗車定員数。要するにシートが二列のみ。その他のグレードは三列シート。それだけ荷室空間が最も広いんですが、さすがに車体の大きさを考えると「この空間は寂しい」の一言。

この記事のラストには「ランドクルーザーの人気グレード」も記載してるんですが、果たしてランドクルーザーGXは人気なのか否か乞うご期待。





ランドクルーザー・AXの車両価格と装備(2016年モデル)

【乗車定員】:8人乗り
【燃費】:6.9km(JC08モード)
【車両価格】:513.4万円

【エクステリア】
・285/60R18タイヤ+18×8Jアルミホイール
・サイドステップ(アルマイト)

【インテリア】
・本革巻きステアリングホイール
・セカンドシートタンブル機構&スライド機構
・スペースアップシート(跳ね上げ機能付/マニュアル)
・シートはモケットとなり、ミディアムグレーとフラクセンとの選択

ランドクルーザーAXの主な装備と価格がコチラになります。このグレードからは三列シートを採用して乗車定員数は8名になります。基本的にAXから「本当のランドクルーザー」と思った方が良いでしょう。

やはり価格が500万円以上するだけあって、18インチアルミホイールや本革巻ステアリングホイールなどは標準装備。GXとは価格差が30万円程度しかございませんので、そこまで無理してランドクルーザーGXを買う人は少な…と書くとほぼネタバレしちゃったも同然か(笑)




ランドクルーザー・AX Gセレクションの車両価格と装備(2016年モデル)

【乗車定員】:8人乗り
【燃費】:6.7km(JC08モード)
【車両価格】:585.4万円

【エクステリア】
・285/60R18タイヤ+18×8Jアルミホイール
・サイドステップ(アルマイト)

【インテリア】
・木目調+本革巻きステアリングホイール+ステアリングヒーター
・セカンドシートタンブル機構&スライド機構
・スペースアップシート(跳ね上げ機能付/マニュアル)
・シートは本革となり、ブラックとフラクセンとの選択

ランドクルーザーAX Gセレクションの主な装備と価格がコチラ。価格も一気に跳ね上がって585万円から。AXとの違いは主に「本革シート」と言えるでしょう。

他にも本革巻ステアリングに木目調が部分的にあしらわれて、かなり質感がアップ。何故木目調というだけで、ここまで立派に見えてしまうのか。しかもステアリングヒーター付き。

ランドクルーザーAXとは違って装備が増えてきたので、カタログ燃費が0.2km/Lほど低下してます。とはいえ誤差の範囲内ですから「装備が充実した証」として喜ぶべきでしょう。





ランドクルーザー・ZXの車両価格と装備(2016年モデル)

【乗車定員】:8人乗り
【燃費】:6.7km(JC08モード)
【車両価格】:682.5万円

【エクステリア】
・285/50R20タイヤ+20×8Jアルミホイール
・サイドプロテクションモール(メッキモール付)
・サイドステップ(エアロタイプ・照明付)
・リヤスポイラー

【インテリア】
・木目調+本革巻きステアリングホイール+ステアリングヒーター
・インサイドドアハンドルイルミネーション(フロント・リヤ)
・セカンドシートタンブル機構&スライド機構
・スペースアップシート(跳ね上げ機能付/セミパワー)
・シートはプレミアムナッパ本革となり、ブラック、フラクセン、ブラウンとの選択

上:ランドクルーザーZX、下:ランドクルーザーAX
最後は最高級グレードの「ランドクルーザーZX」。価格は何と680万円超え。

エクステリアもかなり装備が充実していて、比較してみるとサイドのドア部分(乗り込むステップ部分)などがメッキってることが見た目からも伺えます。他にもシートの跳ね上げ機能が他のランドクルーザーは手動に対して、ZXはセミオートマチックと簡単に収納しやすくなってます。

上:ランドクルーザーZX、下:ランドクルーザーAX
他にもランドクルーザーAX Gセレクションと比較しても、内装の質感がかなりアップしている印象です。さすがにAXとの価格差が100万円近いということもあって、かなりランドクルーザーZXには力が入れて作り込まれてることが伺えます。



ランドクルーザーの価格一覧とグレードまとめ

以上、ランドクルーザーの価格一覧でした。

ざっくりまとめると、ランドクルーザーの価格は470万円から680万円のレンジになります。割りと幅広い価格帯で、400万円台から購入できるランドクルーザーは少し割安感すら感じます。

ただし、実際のランドクルーザーの人気グレードの内訳を見ても分かるように、ランドクルーザー購入者の7割近くは最上級グレードの「ZX」を購入してる。

逆に廉価グレードの「GX」に至ってはほとんど誰も購入してないと言ってもいいレベル。他にもランドクルーザーの人気カラーなども別途記載してるので、購入しようと考えてる方は是非ご覧あれ。

やはりランドクルーザーという押し出し感が強すぎる目立つSUVだからこそ、どうしても「見栄を張りたい」ユーザーさんが多いと推察されます。その延長線上でグレードも価格が高いグレードを選択されてるのでしょう。

もし価格が800万円台のグレードを発売したらしたで、ランドクルーザーはもっと売れる可能性が高そうです。

やはり廉価グレードのランドクルーザー・GXは「5人乗り」が特にネックになってるんだと思います。正直、この車格では二列シートはやや中途半端感が否めない。大きな荷物を運ぶ場合でも、3列目はいざという時は収納すればいいだけですから。

だから実はSUVやクロスカントリーではあるものの、三列シート(8人乗り)というのがランドクルーザーの魅力の一つになっているらしい。実際、日本でも三列シートSUVが人気だったりします。

ちなみに自動車情報サイト・カーギーク【トヨタ】新型ランドクルーザーフルモデルチェンジ最新情報まとめも参照。今回紹介したランドクルーザー200が2020年以降にフルモデルチェンジされるらしい。

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