2016年11月8日火曜日

【最新情報まとめ】ソリオ ストロングハイブリッドが11月29日に発売へ!

東京モーターショー2015が現在開催中ですが、そこでスズキ新型ソリオのストロングハイブリッドモデルが出品されたらしい。見た目は先日フルモデルチェンジしたときから変化はないものの、専用のエンブレムが付くそう。メーター周りではタコメーターが消えて、モーターの出力メーターに変更されてるとのこと。

とりあえず、ある程度の詳細が明らかになってきたので、軽くまとめてみたいと思います。現行のマイルドハイブリッドと違いを強調するため、この記事では「ソリオ ストロング」という名称を基本的に使いたいと思います。



変速機はAGSとの異色の組み合わせ

http://www.suzuki.co.jp/release/d/2015/1028/index.html
まずスズキの公式発表によると、ソリオ・ストロングには「AGS(オートギアシフト)」という変速機が採用されます。いわゆるセミオートマチックの一種。スズキに限らず、最近の日本車は燃費向上のため「CVT」という変速機を多く採用してるので、この組み合わせは意外。

東京モーターショーに行かれた方の情報によると、だからといってマニュアルモードはなかったらしい。もちろんパドルシフトも付いておらず、アルトRS的なアプローチで採用されたということでもなさそう。

何故、現行マイルドと同じCVTではなく、新たにAGSを採用したのか理由がイマイチ不明。ハイブリッドシステムとの相性も含めて、ソリオストロングの発売に不安もよぎります。海外展開を狙ってのことでしょうか?

ちなみに画像からも分かりますが名前は「ソリオ ハイブリッド」と紹介されてるので、もしかすると現行のマイルドハイブリッドモデルの方に名称の変更がある可能性も。言うまでもなく、どちらも併売されます。


1モーターシステム+2クラッチシステム?

リチウムイオン電池を搭載した1モーターシステムに、自社開発のAGS(オートギアシフト)を組み合わせた。(中略)新システムは蓄電池に充電されると、モーターがエンジンを補助する。街中などの低速走行では、モーターのみでの走行も可能。
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0420151029beaz.html
ソリオのフルモデルチェンジ時期も言い当てた日刊工業新聞さんによると、ソリオ ストロングはリチウムイオン電池を採用した1モーターシステムになるらしい。だからホンダや日産自動車のそれと同じ。おそらく2クラッチ方式も採用してるはず。1つのモーターで発電と走行するには必須ですから。

ただソリオストロングでは、モーターのみによるEV走行が「低速走行」に限られるらしい。つまりEV走行は時速30キロ40キロ程度までと考えられるので、マイルドハイブリッドの強化版と言い換えることも可能。

高速でもEV走行可能な日産・エクストレイルよりは劣りそう。バッテリー容量の問題か、モーター出力の問題かは分かりませんが、モーターのスペックもエクストレイル(最高出力30kW [41PS]、最大トルク160Nm [16.3kgfm])程にはならないはず。


ソリオハイブリッドの燃費は32km/L

ソリオストロングの「燃費は32キロ前後」を目指しているそう。現行マイルドのカタログ燃費がリッター27.8キロですから、およそ4km/L程の向上。

ソリオは室内空間の広さがウリですが、車体の大きさは意外にフツー。だから大容量のバッテリーや大出力モーターを積むとしても限界がある。前述のハイブリッドシステムの情報(EV走行は低速のみなど)も加味すると、この燃費予想は妥当なラインだと考えられます。

おそらくホンダ・シャトルあたりを意識した数字か。少なくともソリオ ストロングの燃費はリッター30キロを超えるのは間違いないでしょう。

…とちょうど一年前の2015年11月に最初に記事を書いたんですが、ソリオハイブリッドのカタログ燃費は32.0km/Lとようやく判明。やはり大方の予想通りの燃費値でした。今度こそ国交省お墨付きのカタログ燃費ですのでご安心を(笑)

室内空間は犠牲になる?追従クルコンの追加は?

ハイブリッド車はバッテリーとモーターを新たに搭載するので、低燃費のメリットがある反面、室内空間の狭さというデメリットも生まれてしまいます。室内空間の広さがウリのソリオでは当然心配になります。でもソリオ ストロングの実車を見た方によると、現行ソリオを大差なかったそう。この点について心配はないと言っても良さそう。

ただしバッテリーを搭載する以上、どうしても犠牲になった部分もあります。それがリヤトランク下の収納スペースが減少。ダイハツ・ウェイクにもあったアレが消滅。そして、燃料タンク容量が更に減少するとのこと。現行ソリオ マイルドのタンク容量が32Lですので、ソリオ ストロングでは軽自動車並みの小ささになることは間違いないでしょう。燃費が伸びても、結果的に航続距離が短くなるんじゃあなーと。

スズキといえば自動ブレーキ。デュアルカメラブレーキサポートですが、こちらは現状維持。つまりソリオ ストロングには、スバル・EyeSightのように追従クルーズコントロール機能は追加されません。いわゆるACCを期待してた方も多そうですが、ワイパー部分がどうたらこうたらで環境的に少し難しい模様。


ソリオストロングハイブリッドの発売時期は16年11月29日

気になるソリオ ストロングハイブリッドの発売時期ですが、スズキの新社長によると「2016年中には発売したい」とのこと。

2015年内にもソリオハイブリッドが登場するとのウワサもありましたが、日刊工業新聞ソースですので情報としての確度は高そう。少なくとも2015年中の発売は有り得ないでしょう。もちろん2016年以降とかなりアバウトな情報であることに違いありませんが、それでも2016年の春や夏頃までには発売されるはず。

…とやはり2015年11月の予想通り、ソリオストロングハイブリッドが発売されるのは「2016年11月29日」。そろそろソリオハイブリッドのティザーサイトも公開されるのではないか。


ソリオストロングハイブリッドの価格は?

ソリオストロングの価格は発売まで数週間を切った現在でも不明ですが、常識的に考えてかなりの値上げは避けられません。

とはいえ現行ソリオの最上級グレード「HYBRID MX」の価格が169万5千円ですので、そこから+10~20万円の価格アップがあるとしても、少なくともソリオ ストロングの価格は200万円以内に抑えてくると考えられます。ホンダ・フリード ハイブリッドやトヨタ・シエンタ ハイブリッドの乗り出し価格が220万ちょいですので、そこを意識した価格設定を行ってくるはず。

見た目は専用エンブレムのみの追加と変化に乏しく、ストロングハイブリッド化によるデメリットもありますが、戦略的な価格設定にできれば他社ユーザーからの乗り換えも期待できそう。もしかすると価格面を考慮して、安いAGSを採用した可能性も。意外にCVTってお高いらしい。

ちなみに【評価】新型ソリオ試乗レビュー【比較】ソリオ vs ルーミー・タンク【比較】ソリオ vs イグニスなどの記事もソリオに興味があればご参照。

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