2015年8月14日金曜日

自動車雑誌おすすめはどれ?各5誌の特徴まとめ

自動車雑誌は数多くあれど、どの雑誌を選べばいいか分からない。そこで各誌の特徴をまとめて比較してみました。

今回は『ベストカー』『月刊自家用車』『ニューモデルマガジンX』の三種。(8月29日:『カートップ』と『ザ・マイカー』を追加)。


ベストカー

『ベストカー』はとにかく一番売れてる自動車雑誌。雑誌不況と言われて久しいですが、毎号20万部ぐらい発行してるらしい。若者のクルマ離れも叫ばれてるものの、そこらへんの総合週刊誌より売れてるのは驚き。価格は360円。

個人的には一番読み物としては優れた雑誌だと思います。最新のモデルチェンジ情報以外にも、幅広い車ネタが盛りだくさん。写真や画像よりも文章がベース。だから良い意味で、全部読み終えるのに時間がかかる。また他とは異なり発行ペースは月二回だから、情報の鮮度という点では一番かも。

ただAmazonでは単品購入できず、楽天ブックスでは陳列すらされていないのが難。ネットで漫画購入をする時のメリット・デメリットも参照。良くも悪くも、コンビニなどで置かれるようなマンガ雑誌などに近く、紙質はいかにも…というレベルの粗さ。カラーページも他誌と比較するとあまり期待はできません。

カートップ

『カートップ』は古き良きカーマニア向けの自動車雑誌。発行ペースは月一で390円。価格が安いので多くは期待できないんですが、カラーページが独特の肌触りで個人的には好き。たまに付録が付くことも。発売日は16日と他雑誌とは敢えて外してきてます。

例えば、日産NISMOなどのカスタムカーやスポーツカーの試乗レポートが多い。F1やスーパーカーの特集などもチラホラ。新車を運ぶ陸送ドライバーの給与事情や仕事内容など、視点がマニアックにも程がある。

また岡崎五朗さんや国沢ナニナニさんなど自動車評論家がわんさか登場して、あーだこーだ自動車の未来や展望、自動車のあり方などを語ってます。世の中には色んな自動車評論家さんがいるんだなーと。マリオ高野さんはインパクト強すぎて鼻水出そうでした。

要はコラム的な記事が多め。プロの自動車評論家さんだけではなく、ガチ素人さんの生の声を取り上げるなど、色んな意味で業界人向けの自動車雑誌かも。おそらく自動車雑誌で唯一グラビアが載ってることからも、全体的な中身は男性読者を狙ってる印象。

ニューモデルマガジンX

『ニューモデルマガジンX』はとにかくスクープ情報に長けた自動車雑誌。価格は号によってマチマチですが、おおむね600円台。「MAG X」と略されることも。

フルモデルチェンジやマイナーチェンジなど、最新モデルチェンジ情報が盛りだくさん。リーク情報に少しでも信ぴょう性があれば載せるチャレンジャー。まさに雑誌名通りの中身。

でも予想には外れもあり、特に予想図に関しては話半分程度で信じるのが良いのかも?ただ「外れててもいいからとにかく掲載しちゃうぜ!」という勇猛果敢な姿勢は割りと好き。

また国産車以外にも、外車・輸入車のスクープ情報が多い。中には韓国車やロシア車など、日本では馴染みが薄い未発売の車種も幅広く取り扱ってる。意外にグローバルな雑誌。逆に言うと、「誰興味あんねん?」という言い方もできますが(笑)

スクープ情報を自動車雑誌の中では一番と言っても良さそう。ただそこをメインに据えているせいか、TOYOTAやSUBARUといった国産車メーカーの広告が一切掲載されてないのも特徴。もしかすると自動車業界では一番嫌われている雑誌なのかも知れない(笑)

月刊自家用車

『月刊自家用車』はとにかく新車の値引き情報に長けた自動車雑誌。月一。価格は780円。

一般読者から寄せられた値引き体験談が見所。掲載されると最大10万円がもらえるということで、みなさんの値切り交渉が本気すぎ。1日2日の交渉ではなく数週間に及ぶこともザラで、逆にある意味「参考にならない」可能性も?(笑)

だから、もし「これから新車を購入しようかな?」と考えてる方には参考になる。幅広い車種の値切り目安が網羅されてるので、自分が欲しい車種に関する値引き情報が載っていないことはまずないでしょう。

ただ逆に言うと、そこだけ。車種比較は参考になることも多いですが、文章よりも画像が多用されている傾向が強いなど、情報の密度という点では読み応えはあまりない。その分だけ紙質が良くて、カラー画像も多いのは良いですが。

…とは言え、「車選び」という点ではある意味一番実用的な自動車雑誌と言えそう。

ザ・マイカー

『ザ・マイカー』は値引きに関する情報が多め。発行ペースは月一ですが、価格は490円。ワンコインで購入できることがウリ。そのため紙質はベストカーなどに近く、白黒ページも多い。でもその分だけ文章量が多く、それなりに読み応えはあります。

だから『月刊自家用車』とテイストは似てます。ザ・マイカーでも掲載されるとお金が貰えるらしいですが、金額は少なめ。一つ一つのエピソードにドラマがあるのは月刊自家用車。ただ値引き交渉の結果がリアルなのは『ザ・マイカー』かも。

「ディーラー覆面調査」という企画では「買いor待ち」など、今が買いどきかどうかパッと分かりやすい。全体的には月刊自家用車より好きかも。ただ値引き金額が妥当だったかを判定する遠藤徹さんが、やたら厳しい。顔も怖い。月刊自家用車の松本隆一さんの方が穏やか。

「新車購入応援」を謳っていることからも、モデルチェンジなどスクープ情報はやはり弱め。値引き以外では、試乗に関する記事も多め。

まとめ

自動車雑誌といっても特徴はいろいろあることがお分かりいただけたと思います。だからこそ何を購入すればいいか悩むところですが、基本的に「表紙」を見ればいいと思います。

表紙には必ずその号のメインになる車種がバーンと載っているので、それを見て自分が好きな車だったら購入すると少なくとも失敗はしないのかなと。ちなみに個人的にはこういうブログも書いてるので、モデルチェンジ等の最新情報やスクープ情報の有無を一番重要視してますです。

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