2015年7月16日木曜日

今秋 日本導入のジープ レネゲードはどんな車?価格やエンジンスペック予想まとめ

日本初導入のジープレネゲードとは?
ジープ(JEEP)から「レネゲード」という新型車が今秋発売。ティザーサイトも開設済み(面白い仕掛けがありますw)。

ジープと言えばチェロキーが大人気ですが、その下位モデルという位置づけのコンパクトSUV。見た目からしてイカしてて、スズキの軽自動車ハスラーが人気ですが更にデカくした感じ。

そこでレネゲードの価格情報やエンジンスペックなど、一体どういうSUV車なのか予想も含めてまとめてみました。



フィアット500Xの兄弟車

ただジープから発売されるとは言っても、実はフィアット500Xとベースは同じ。このフィアット500Xはレネゲードと同じく新しく発売されるコンパクトSUV。だからアメリカ国内ではなく、イタリア・メルフィにある工場で生産してるらしい。

何故なら、ジープはフィアットクライスラー(FCA)の傘下にあるから。小型車のノウハウはおそらくフィアットの方に強みがあるんだと考えられます。ちなみにFCAは色んなメーカーを統合したことで、FCAは日本のHONDAよりは規模が上。

グレードは3グレード

ジープレネゲードは日本国内だとグレードは三種類のみ。「OPENING EDITION」、「LIMITED」、「TRAILHAWK」。ちなみにOPENING EDTIONは日本独自のグレード。

ジープレネゲードの英語版サイトを見ると、他には「Sport」や「Latitude」といったグレードが用意されています。ラインナップの豊富さという点では日本国内はやや絞られてる印象。

後述しますが駆動方式もアメリカよりも選択肢の幅は狭い。アメリカ版ジープレネゲードでは各グレードに2WDも4WDが用意されてるものの、日本版レネゲードでは4WDはTrailhawkのみになってます。

車体スペック

Fiat500Xと同様に、GMと共同開発したプラットフォーム(GM FIATスモールプラットフォーム)を採用してるらしく、ジープレネゲードの車体スペックは4255×1805×1695mm(全長×全幅×全高)。Trailhawkの全高は更にちょい高くなります。

同じくコンパクトSUVとして人気のメルセデスベンツ・GLAクラスより、やや全長が短く全高が高めといった感じ。BMW・X1と比較しても同じことが言えます。

ジープレネゲードと国産車を比較すると、マツダ・CX-3よりやや背丈を高くさせた感じの大きさ。コンパクトSUVとは言っても、かなり幅広なSUV。ただCX-3はフロントノーズが長めなので、ジープレネゲードの車内空間は意外に広いと考えられます。

ジープレネゲードの内装インテリア
レネゲードのインテリアを見てみると、エアコンの吹き出し口にオレンジのラインが施されていたり、要所要所に細かく配慮されていて質感は高め。国産車ほどとはいきませんが、収納部分もそこそこありそう。

エンジンスペックと変速機など

ジープレネゲードに搭載されるエンジンは1.4Lターボと2.4L直4エンジンに二車種。

1.4Lターボエンジンが「OPENING EDITION」と「LIMITED」。変速機は6速DCTの、駆動方式は2WDのみ。そして2.4Lエンジンが「TRAILHAWK」。変速機は9速ATの、駆動方式は4WDのみ。

だから4WDのレネゲードが欲しかったら、問答無用でTRAILHAWKのグレードを選択するしかありません。ちなみに、この4WDシステムはクライスラー製でなかなか優秀っぽい。

残念ながらティザーサイトでは現在のところ、これらのエンジンスペックまではまだ明らかにされていません。ただフィアット・500Xと同じターボエンジンが使われるはずなので、フィアット500Xのスペックを参考にしてみたいと思います。

そうすると1.4Lターボの最高出力は160馬力、最大トルクは184lb-ft。分かりやすく変換すると、最大トルクは約25.4kgfm(約250N・m)。これを国産車と比較すると、スバル・レヴォーグの1.6Lターボと同じ。またトヨタ・ランドクルーザープラドの2.7Lエンジン並。

ちなみに2.4L直4エンジンは、ジープチェロキーに搭載されてるエンジンと同じ。最高出力が177馬力、最大トルクが23.4kgm(229Nm)。これだけ見ると1.4Lターボの方がスペック的には優秀なんですが、アメリカ向けとヨーロッパ向けでは出力特性が少し変わるそう。

「マルチエア」と「マルチエア2」に細かく分かれてるらしく、これが日本向け仕様だとエンジンスペックがどうなるかは不明。ちなみに自分が参考にしたフィアット500Xのスペックはおそらく北米仕様向け。でもどちらにしても優秀な小型ターボエンジンであることに違いはなさそう。2.4Lエンジンも9速ATという組み合わせを考えると、走り心地という点ではTRAIHAWKが優るか。

一応「マルチジェット」と呼ばれるディーゼルターボエンジン(1.6Lと2.0L)も用意されてるそうですが、おそらくアメリカと同様に日本国内ではラインナップに入らないでしょう。

価格は200万円台前半から?

先程も書きましたが、ジープレネゲードのグレードは「OPENING EDITION」、「LIMITED」、「TRAILHAWK」の三種類。ただアメリカでは「OPENING EDITION」というグレードはないので、おそらくアメリカの「Sport」がそれにあたると思われます。

1ドル=120円と仮定します。

「Sport(2WD)」のアメリカ価格が17995ドル。日本円に換算すると約216万円。日本国内へ輸入する場合は関税や輸送費などがコストととしてかかってるので、レネゲード・OPENING EDITIONの価格は230~240万円前後?フォルクスワーゲンのPOLO並?

そして「Limited(2WD)」のアメリカでの価格が24795ドル。日本円に換算すると約298万円。つまりレネゲード・LIMITEDの日本国内の価格は320~330万円前後だと予想。

最後は「TRAILHAWK(4WD)」のアメリカ価格は25995ドル。日本円に換算すると約312万円。関税などもろもろ含めると、レネゲード・TRAILHAWKの価格は330~340万円前後じゃないかと予想。

さすがに自分が予想した「OPENING EDITION」の価格は安すぎる印象を受けますが、少なくともレネゲードはジープチェロキーよりは100万円以上は価格を割安に抑えてくる気がします。

細かい装備差の違いは全く考慮してないので、気になる方はティザーサイトをご覧になってみてください。

ジープ新型レネゲードまとめ

昨年に日本に投入されたジープチェロキーは個人的にツボってる車種。今回のジープレネゲードも見た目がかなりイカしててツボった。アメ車と聞くと「高価格」というイメージがありますが、ジープチェロキーも含めて、いわゆるドイツの高級車メーカーよりはお手頃感がある。だから地味にジープには売れてほしいと思ってます!

ただ気になる点を挙げておくと、それが車体カラー。アメリカ版のジープレネゲードと比較すると車体カラーは日本だと若干少ない模様。

ジープレネゲードの車体カラーの選択肢が狭い?
というか特にオレンジやブルー、イエローといった人気色っぽいのは、それぞれのグレードにのみ用意されてる。例えばオレンジ色が欲しい場合は、問答無用でOPENING EDITIONを選択するしかない。青色だったらLIMITED、黄色だったらTRAILHAWKのみ。

もしスペック的にはTRAILHAWKを買おうと思ってても、オレンジ色のレネゲードが強く欲しかったら、敢えてダウングレードを選択するユーザーもいるかも?そこら辺はもったいなかった印象。

ちなみに新車試乗サイト・カーギーク【評価】ジープ新型ラングラー 試乗評判まとめ【評価】ジープ新型コンパス試乗評判まとめなども併せてご参照ください。

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