2014年10月22日水曜日

子供が車酔いした時の6つの対処法

旅行や帰省では長時間運転をしてしまうので、お子さんが車酔いしてしまうことが多い。

そこで、子供の車酔いに対処するセオリーを6つぐらいまとめてみた。
 

車酔いの原因は三半規管

そもそも何故、車酔いが起きるのか?

この原因は、耳の中にある三半規管に支障をきたすから。三半規管は人間の「平衡感覚」を司る部位。その三半規管内のリンパ液が動くことで、人間は今どういう状況に置かれてるかが判別できる。

でも、クルマに同乗してる状況は、常に三半規管のリンパ液が揺れてるのに、身体は一切動いてない。このギャップに脳が混乱して、車酔いの症状が起きてしまう。逆にクルマを運転してるドライバーは車酔いしにくい。

三半規管が弱い子供は、特に車酔いをしやすい。自分も子供の頃、よく車酔いをした経験があります。

急なハンドルブレーキ操作は控える

だから簡単に言うと、下手な運転や荒い運転が子供の車酔いを招く原因。

例えば、急なハンドル操作が多かったら、三半規管内のリンパ液の動きも激しくなる。長時間運転だとそれが慢性的に続くので、かなり車酔いしやすくなる。他にもカックンブレーキなど大敵。

運転が苦手なママさんドライバーだと、車酔いを誘発させてしまうイメージ。もし旦那さんの運転が上手ければ、運転を代わってもらうのも選択肢の一つ。

カーブやアップダウンが多い道を避ける

当然、どういう道路を走行するかも重要。カーブやアップダウンが多い道を走ってると、自然と車内の揺れが大きくなる。身体の小さい子供には、大人以上に揺れを感じるはず。

だからそういう車酔いしやすい道は避けて、平坦で真っ直ぐな道をできるだけ選びたい。

子供を助手席に移動させる

チャイルドシートとの兼ね合いで、お子さんは後部座席に乗ってることも多い。ただ車体は後ろのほうが振幅が大きくなる。だから後部座席は、そもそも車酔いしやすい状態。

もし6歳以上であれば、助手席のお母さんorお父さんと入れ替わるだけで、子供の車酔いが治まる可能性は高まる。

遠くを眺める

子供に遠くを眺めさせるのも、車酔いに困った時に対処する良い方法。

近くの景色は情報の変化が激しく、それだけ脳に負担をもたらす。冒頭でも説明したように、そのギャップ感が車酔いに繋がる。他にも太陽の光と影も同じで、車酔いを誘発させるので注意したい部分。

さきほど説明した助手席だと前面はフロントガラス。それだけ景色が開放的なので、その点でも車酔い解消に効果的。もし助手席に移動させられないなら、子供の顔に大きな帽子でも被せてあげると車酔い解消には効果的。

空気を入れ替える

車内の空気が淀んでると、車酔いしやすくなる。何故なら、その時の体調の良し悪しで、普段は車酔いしない子供でも車酔いすることがある。空気が汚いと、大人でも体調に異変をきたす。特に臭いに敏感な子供にとっては大敵。

夏であれば窓を開けたり、冬であればエアコンを外気導入に設定すると良い。

最終手段は止まって休憩

以上の対処法をやっても、子供の車酔いに効果がなかった場合、どうするのか?

もうクルマを停止させて、運転しないに尽きる。さっき説明したように、体調不良だと車酔いしやすい。疲労や睡眠不足を解消するには、とにかく休むこと。

車内よりは、間違いなく外の空気の方が新鮮。だから車外の落ち着いたスペースで10分ぐらい休憩してたら、お子さんの車酔いも治まってくるはず。

だから大人のペースで考えず、子供の目線に立ってあげることが必要。これから色んな予定があったとしても、お子さんのペースに合わせて今の車酔いの症状を悪化させないことが重要。

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